東京都在住の24歳(女)のちゃんずです。
普段は自営業とバイトを掛け持ちして、彼氏と同棲生活しています。
これは私がまだ10代の頃、初めて出会い系アプリを使い始めた頃の話です。
その頃の私はまだ男性経験もなく、ほんの興味本位でアプリをダウンロードしました。
少しばかり性的なことには興味がありましたが、そんな勇気もなくただメッセージを送ってくれる人に返信しながら、(そして変な人からのメッセージは無視しながら)そこそこ楽しんでいました。
若くてかっこいい28歳と明記の(ちょっとギャルっぽい?)サムネの方からメッセージ。
その人は優しくて女性の扱いにも慣れていて、男性経験の少なかった私にはとても魅力的な人に思えました。
そしてメッセージを重ねていくごとに、まるで彼氏彼女のようなメッセージのやり取りをするようになっていました。
朝起きたらすぐにメッセ、夜寝る時は電話を繋げて過ごしたり、まさにおはようからおやすみまで。
そしていつからか実際に会ってみたいと思うようになっていました。
相手にも『ちゃんずちゃんかわいい、会いたいなぁ、好きだよ』なんて言われてかなり浮かれていました。
そんなある日『出張で近くまで行くから会わない?○○辺りで待ってるね!』と言われました。出会い系やネットで知り合った人と会うのは初めてで、正直かなり不安もありましたが、その当時会ってみたい気持ちが先行していた私はバイト終わりに胸を躍らせながら待ち合わせ場所に向かいました。
メッセージで連絡を取り合い、どんな服着てる?とか聞かれながら、
『白い車にいるから!』と言われて着いてみるとそこには確かに白い車が1台。
恐る恐る近づいてみると、車から出てきた人に『ちゃんずちゃんだよね!』と声をかけられました。
あれ…?この人誰…??
そこには私の知らない黒髪メガネ小太りなおじさんがいました。
明らかに30後半から40代くらいのおじさんだったのです。
一気に鳥肌が立ちました。
確かに今まで電話やメールでもサムネ以外の写真を一切見たことがなかったのです。一瞬で今まで騙されていたことを察しました。
相手は何やらしゃべりながら『取り敢えず車乗りなよ!』といい私を車の中に押し込んだのです。
当の私はショックやら恐怖やらで思考が停止してしまい、ほとんど喋らず動けず終い。今の状況をどうすればいいのか、本当にわからなくなっていました。
(今の私ならすぐに逃げたりできたでしょうが、当時の若い私にはそんな余裕もなかったです)
下手に騙したでしょ!なんて相手を刺激する事も怖くて出来ず、ただ言いなりに車に乗せられたどり着いたのはショッピングモールの駐車場の端っこ。
私は誰もいない場所に(山奥とか)連れて行かれなくてよかったと少しだけ安堵していましたがそれも束の間、
いきなり覆い被さってきたのです。
本当にショックでした。体を弄られ相手の吐息を顔の近くに感じ。
恐怖で体が固まって何も出来ませんでした。一つも気持ち良くもない。
何の愛もない。気持ち悪い。
それが私の初めての性体験でした。
ことが終わった後、一瞬でも早くその場から離れたかった私はそのショッピングモールでその人と別れ、泣きながら歩いて家まで帰りました。
家に帰ると、待ち合わせの場所に向かっているのを見られていたようで親からこんな時間まで何してたの?と問い詰められましたが、出会い系を使っていた罪悪感みたいなものもあり、何があったかなんて言えずじまい。
その後なんとその人は私が合意の上でしたと思ったらしく、私の色んなSNSを探して連絡を取ろうとしてきました。(レイプとして警察に相談できる内容ですが、家族に知られるのが嫌で何も出来ず。これ以上連絡しないでくださいとだけ伝えると音沙汰なくなりました。)
誰にも打ち明けられず、私なんてもうその程度の女なんだとか、自暴自棄になりさらに荒れたネット生活をスタートさせるのですがそれはまた別のお話。
今でもその時の心の傷が深く残っています。
出会い系は本当にいろんな人がいます。
もちろん真剣に出会いを求めていたり、相手に思いやりを持ってくれる人だっています。
ただそうでない人達がいることも事実です。
私は、若さもあり相手の思惑に気づかず辛い思いをしてしまいました。
何より自分のよく知らない相手に本名や連絡先を教えてしまうなんて言語道断です。本当に危険な行為なのだと、私は経験から学んでしまいました。
しかし出会い系アプリが悪いわけではなく、正しい使い方をすれば、相手とある程度の距離を保ってしっかり相手を見ることができるはずです。
こんな経験談を話してはいますが、もちろん優しい方にも巡り会えています。
会ってみなければ分からない部分もありますが、女性は特に危機感を忘れずに、相手を見定める心を養ってほしいと思っております。
拙い文章でしたが、
これを読んでいただいた方には、男女ともに正しい使い方で幸せで楽しい出会い系ライフを過ごせるよう祈っております。